◆医師国家試験合格基準
医師国家試験は、絶対評価と相対評価が織り交ざった試験となっています。
まず、必修問題は80%以上を取らないといけない絶対評価、
そして一般問題、臨床実地問題は、毎年合格ラインが変わる相対試験です。
近年の合格基準は以下のようになっています。
合格基準・ボーダーライン・割合の推移
年度・回 | 合格基準点 | 割合 | |
---|---|---|---|
第110回 2016年実施 (平成27年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 199点中、125点以上 | 62.8% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 594点中、388点以上 | 65.3% | |
禁忌肢問題選択数 | 3問以下 | - | |
第109回 2015年実施 (平成26年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 200点中、129点以上 | 64.5% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 600点中、405点以上 | 67.5% | |
禁忌肢問題選択数 | 3問以下 | - | |
第108回 2014年実施 (平成25年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 199点中、130点以上 | 65.3% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 600点中、397点以上 | 66.2% | |
禁忌肢問題選択数 | 3問以下 | - | |
第107回 2013年実施 (平成24年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 200点中、139点以上 | 69.5% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 597点中、427点以上 | 71.5% | |
禁忌肢問題選択数 | 3問以下 | - | |
第106回 2012年実施 (平成23年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 200点中、134点以上 | 67% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 600点中、427点以上 | 71% | |
禁忌肢問題選択数 | 3問以下 | - | |
第105回 2011年実施 (平成22年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 197点中、127点以上 | 64.5% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 588点中、368点以上 | 62.6% | |
禁忌肢問題選択数 | 3問以下 | - | |
第104回 2010年実施 (平成21年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 196点中、123点以上 | 62.8% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 585点中、378点以上 | 64.6% | |
禁忌肢問題選択数 | 3問以下 | - | |
第103回 2009年実施 (平成20年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 198点中、125点以上 | 63.1% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 591点中、380点以上 | 64.3% | |
禁忌肢問題選択数 | 2問以下 | - | |
第102回 2008年実施 (平成19年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 200点中、130点以上 | 65% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 600点中、399点以上 | 66.5% | |
禁忌肢問題選択数 | 2問以下 | - | |
第101回 2007年実施 (平成18年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 200点中、122点以上 | 61% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 600点中、396点以上 | 66% | |
禁忌肢問題選択数 | 2問以下 | - | |
第100回 2006年実施 (平成17年度) |
必修問題 | 200点中、160点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 198点中、137点以上 | 69.2% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 597点中、389点以上 | 65.2% | |
禁忌肢問題選択数 | 2問以下 | - | |
第99回 2005年実施 (平成16年度) |
必修問題 | 193点中、155点以上 | 80% |
必修問題を除いた一般問題 | 200点中、127点以上 | 63.5% | |
必修問題を除いた臨床実地問題 | 600点中、393点以上 | 65.5% | |
禁忌肢問題選択数 | 1問以下 | - |
◆必修問題の合格基準割合推移
必修問題の合格基準の割合は、上記の表をご覧のように、8割となっています。
多くの場合、200点中、160点以上を得点すれば、合格のようです。
8割で固定されているので、必修問題は絶対評価基準ということがわかります。
◆必修問題を除いた一般問題の合格基準割合推移
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必修問題を除いた一般問題の場合、上記のような割合を取ると合格できることが分かります。
必修問題は8割取らないと不合格ですが、必修問題を除いた一般問題の場合、
年・回によって変わりますが6〜7割で合格できるようです。
毎年ボーダーラインが変わるので、一般問題は相対評価ということがわかります。
◆必修問題を除いた臨床実地問題の合格基準割合推移
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必修問題を除いた臨床実地問題の場合、上記のような割合を取ると合格できることが分かります。
必修問題を除いた臨床実地問題の場合、
年・回によって変わりますが6〜7割で合格できるようです。
毎年ボーダーラインが変わるので、一般問題は相対評価ということがわかります。
◆禁忌肢問題選択数
禁忌とは、やってはいけないことです。
設定された問題数以上を選択すると、他が全部あっていても不合格になるラインです。
年度 | 選択数 |
---|---|
110回 | 3問以下 |
109回 | 3問以下 |
108回 | 3問以下 |
107回 | 3問以下 |
106回 | 3問以下 |
105回 | 3問以下 |
104回 | 3問以下 |
103回 | 2問以下 |
102回 | 2問以下 |
101回 | 2問以下 |
100回 | 2問以下 |
99回 | 1問以下 |
◆配点
一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点。(108回)
◆採点除外
597点中、427点以上など中途半端なのは、採点対象から除外扱いになっているためです。
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